Today's Beautiful Web Words


"主観なのだけれど、ある人があるときを境に、決定的に時代の潮流や、その道の最先端からズレていってしまう。そしてそれは不思議と一人でなくおそらくみんながみんな感づいてしまうのだ。その時、ある人は「終わった」とささやかれる。" icio.us/bbcd1y

"指摘もありうるが、とりあえずそれはここでは問わない。僕が「怖い」と感じたのは、人が人に使い捨てられるという芸術界の実態というよりも、人が実際に「ダメになっ」ていくんだ、ということ。強いて言えば人が「終わる」ということの方なのだ。" icio.us/bbcd1y

"「あなたの発言はズレてるよ!」と誰かが指摘すればいいはずだ。だが実際はちがうのだ。おっさんが話している間、他の人はむしろ、そのおじさんが気持ちよく自説をしゃべり終わるまで、うんざりしながらも黙って聞いていてあげていたのだ。" icio.us/bbcd1y

"そういった人も、自ら「私は“終わった”者ですから」なんて口が裂けても言えないはずだ。だって、それなら以降「私の発言は全て無意味です。聴くだけ徒労に終わります。私はいてもいなくても一緒です」と、言っているようなもんなんだから。" icio.us/bbcd1y

"できない。誰もが他人から「終わった」と言われるかもしれない危機にさらされているわけだ。学校の後輩から、会社の社員から、はたまた彼女/彼氏、もしくは奥さん/旦那さんから、いつかはみな「終わった」と宣告されてしまうかもしれない。" icio.us/bbcd1y

"さすがに飽きだろう。同じ繰り返しのそれの、どこが「クリエイティブ」なんだよ、と。おそらくそういった「飽き」の倦怠感からくる苦痛によって、あるときクリエイターたちは「ファンのツボ」から逸れたくなってくるんじゃないだろうか。" icio.us/xsz3tu

"同じツアーのライブは一回限りの思い出になるのだから、自分たちの好きなあの曲この曲を、いつものあのアレンジで、おまえの声で聴きたいぞと、思っているわけだ。だから、クリエイターならではの悩みは、おそらくファンには通じないのである。" icio.us/xsz3tu

"よく考えてみれば「ファンのツボ」を外したことも、あらかじめ「ファンのツボ」がどこにあるかを知っているファンでないとわからないことだ。そういう作り手の遊び心につきあえるファンになるのも、悪くないんじゃないかと今回思ったわけである。" icio.us/xsz3tu

"共同体内で男が片思いをしている場合、たいていそれは視線の方向によってわかる。要はその対象となる人を穴があくほど、とことん見るのである。相手の子の一挙手一投足を、ああかわゆいな、きれいだな好きだなと、目で見て愛でて楽しむのだ。" icio.us/p1lr0c

"端的に言えば「好きな人をながめたい」という欲求が、「好きなことがバレる」ことへの恐怖心に勝ってしまうのだ。恋愛に限らず、「対象に視線を送る自分」も実は見られる対象になりうるということに鈍感なのは、概して男の側である。" icio.us/p1lr0c

"もしそうならば、「自分を必要以上に見てくる人」は、おそらくあなたに好意を寄せているからだ。つまり、好きな相手の視線と自分の視線が、それも頻繁にぶつかれば、それはもう「相思相愛」の証拠となる。でもそうはいかないのである。" icio.us/p1lr0c

"恋愛は「視線のすれ違い」の裏にこそ隠されているかもしれないのだ。ま、路肩の犬のふんをそばにしゃがんでまでまじまじと眺める人がそう多くはないように、「ただ見られてないだけ」の場合あるけどねー。というか、その可能性の方がずっと高い。" icio.us/p1lr0c

"人はみな、突然ある特定の相手に対してどうしようもなくキモくなり、突然ある特定の相手のことをどうしようもなくキモいと感じてしまうような生き物なのである。そしてこの一線を越えたら二度とは戻れない。もう二人の関係の修復は不可能だ。" icio.us/lhrp5b

"もちろんそこには理由がある。それは「笑い」のはらむ権力性の問題だ。権力を皮肉る「笑い」は、ときとして弱者にとっての強力な武器となり得るが、事態がその逆であった場合ももちろん、強力な武器となり、「笑い」は権力性の誇示に荷担する。" icio.us/xrn5bp

"踏みいり、それを「笑えるもの」に変えていった。中には一度踏みいろうとしたけれども、猛烈なバッシングで足をひっこめた、という領域もある。しかし一つだけ、踏みいる身振りさえほとんどおこされなかった領域がある。それが「障害」だ。" icio.us/xrn5bp

"用件であるその暴力性からの忌避の身振りなのだ。言わずもがな、今から告白する相手とは、自分がこれから愛し守っていこうとしている相手である。なぜその相手に、暴力的な介入をしなければならないのか。そこで告白をする側の意志は揺らぐ。" icio.us/4kveez

"弁明しておくと、確かに革命にも、「成功する革命」と「失敗に終わる革命」があることは確かだ。そしてそれらはたいてい、前もって「成功しそうな革命」と「失敗しそうな革命」に分類できるほどには、予想が立つ仕組みになっている。" icio.us/4kveez

"そもそも子供を作ると大変過ぎるのだ。作ってみて思ったが、経済的な状況、時間的な状況、状況さえ許せば、子供は何人だって欲しい。 それぐらい子供ってのは、何か未来を感じさせる良いものがある。しかしまったく状況が許さない。" icio.us/5duyvo

"いずれこの国は移民による人口増を計る日が来るのだろうが、その頃は収入格差も大きく、治安も悪化し、水と平和はタダと言われる日本から、違う種類の国へと歩きだしているのだろうと思う。そのとき俺たちは、どうしてるんだろうね。" icio.us/5duyvo

"資産は、30.3兆円の減少。" "負債は、4.4兆円の増加。" "資産・負債差額は、34.7兆円の悪化。" "行政コスト(業務費用)は、5.7兆円の増加。" "超過している状態(財源の不足=企業会計上の当期純損失に相当)が継続。" icio.us/bpluwn

"資産は、1.5兆円の減少。" "負債は、6.0兆円の増加。" "資産・負債差額は、7.5兆円の悪化。" "業務費用は、+3.0兆円の増加。" "業務費用が財源を超過している状態(財源の不足=企業会計上の当期純損失に相当)が継続。" icio.us/1c5zs5

"資産・負債差額▲314.3兆円と厳しい財政状況であることに変わりはありません。" "行政コスト(業務費用)が36.4兆円拡大。" "連結ベースでみた場合にも、業務費用が財源を超過している状態(財源の不足)が継続しています。" icio.us/jhdpex

"それを申し込むでしょうか。だけどそうなった場合、私の予想では今まで新聞を取っていた人、もしくは取っていたけど金銭的都合で止めた人は多くが申し込むと思いますが、新聞を読んでいなかった人の間では、あまり増えない、と思われるのです。" icio.us/gpzthw

"最初から明確なジャンル分けがされているインターネットニュースのほうに慣れると、そちらの構成がわかりにくいと思うのは自然でしょう(まあ、ネットでも慣れは必要ですから、どっちに先に慣れるかって話でもあるかもしれませんが)。" icio.us/gpzthw

"表示するようなものになるなどいろいろ邪魔でしょう。思うに、新聞の配達における想定って、昭和の家庭形態のままなのではないでしょうか。つまり、働き手は朝出勤して、家には主婦が少なくとも朝にはいて、夕方にも同じようにいる。" icio.us/gpzthw

"ただ、その場合も上のようなケースでデメリットを感じている人はいるのではないでしょうか。前にも書きましたが「若者の○○離れ」と言われているものは、たいてい昔からの変化における今の若者の状況を考慮していないケースが多いのですよね。" icio.us/gpzthw

"学ぶ9年間でもあったと感じています。気の合う仲間10人くらいでやっていくならマネジメントはそんなに要りません。でも会社の規模を大きくして業績も伸ばしていこうと思ったときには、当たり前だけどマネジメントが必要になります。" icio.us/2j4via

"気持ちもあると思うのですが、やっていくうちに、やっぱりマネジメントは必要だなあって思う時期が来るものです。その時までにマネジメントを専門分野としてしっかり身につけておくか、専門の人とやるかしないと、一定の規模は超えられません。" icio.us/2j4via

"方法には必然性があるんだなあと思います。はてなの起業から今までを振り返ってみると“本当にユニークな自分たちなりの価値を出すべき部分”と“ある程度標準的な方法を取り入れるべき部分”とを見極めてきた9年間だったなあと思います。" icio.us/2j4via

"「ありとあらゆるものを自分で工夫を凝らして、自分たちのやり方でやりたい」みたいなイメージがありました。でも、必ずしも全てに工夫を凝らさなくてもいい部分と、自分たちでとにかく考えて考えてユニークであるべき部分は、とても差がある" icio.us/2j4via

"ビジョンとか言い方はいろいろありますが、「こっちに行くんだ」ということを考えるのにはどれだけ頭を使って良いのですが、組織の動かし方については、ある程度マネジメントの教科書に書いてあるようなやり方が有効な部分が多いと思います。" icio.us/2j4via

"理学部で物理なんかをやっていると、「正解は一つ」という感覚があります。基本的に科学はそうだと思うのですが、明らかな正解があって、その正解にたどりつくにはどれだけ議論を重ねていてもいいし、ヒエラルキーなんて関係ありません。" icio.us/2j4via

"「どっちが成長できそうか」という議論を科学的に行うことは必要ですが、最後は証明ができないような部分を直感で決めなければいけません。研究室のようなフラットでオープンな議論とはちょっと違う意思決定が経営で必要になるのは、そういう場面" icio.us/2j4via

"書く場合には、異化効果というか「意外な驚き」みたいなものを盛り込もうとすることが多いので、その「意外」の反対側、つまり「世の中の人はこれを当たり前だと思っているだろう」という想定が、何を書くかを決めてしまうことがままある。" icio.us/dbfk3y

"ロジカルなアプローチでビジネスに十分役立つんですよ、と書くときには、きっと世の中の人なんて、経済学は現実に役に立たない空理空論を並べ立てるうさんくさい学問だと思っているに違いない、という筆者の社会観がにじみ出てくることになる。" icio.us/dbfk3y

"引用され、「こんなことを言う人がいるが、実際は違っている」と論が展開する。かくて主張の責任はそうした「間違ったこと」を言ったことにされた相手の方に帰され、筆者はそれに対して「中立的に」議論をしたという体裁ができあがるのだ。" icio.us/dbfk3y

"「客観的」な証拠を集めようと、それだけでは揺るがないのであって、むしろ重要なのは、自分がどのような「偏り」の下で書こうとしているのかを自覚し、「書く」という行為そのものがよって立つ足場を「選ぶ」ことなのだ、ということになる。" icio.us/dbfk3y

"その場合の「弱者」も、それぞれの社会観や目指すべき社会に合わせて設定されているのだけど、彼らはその呼びかけが、弱者を「弱者」というカテゴリーに固定化し、弱者を再生産することに寄与するかもしれないという風には思っていない。" icio.us/dbfk3y

"あなたは殴る側だから私たちの気持ちが分からないのだ、殴られる側はいったいどうすればいいんですか、となじることも、お門違いな物言いになる可能性がある。「気持ちのわかり合い」を重視するあまり、問題の解決が置き去りにされてしまうのだ。" icio.us/dbfk3y

"認識が生まれる可能性がある。討議の結果ではなく、過程において生じる自己認識の変化や、それによって生じる関係性の変化こそが、そしてそれを生み出すために何かを「書く」という再帰的な行為そのものこそが、熟議の意義なのではないか。" icio.us/dbfk3y

"大事なのは、なぜこんなにも、流行意識と実態が乖離しているのかということだ。そもそも「流行」という現象じたい、ジンメルを引くまでもなく「差異化」と「同一化」のバランスの上に成り立つ出来事だから、常に意識と実態は乖離する。" icio.us/fxf3g5

"叫んでも、「俺は最初から分かってた」と自分を慰める以上の役には立たないだろう。過去の蓄積が重要になる学術の世界ではなく、社会評論としてそれをやるならなおさらだ。売れてナンボという考え方は、評論のあり方そのものに関わっているのだ。" icio.us/fxf3g5

"割合が13%だから、文字通りその直前が、言説としての流行のピークなのだろう。ここで問題になるのは、実態の数値と言説、つまり勘違いで割り増しされた数値のギャップを指摘するという「誠実な」態度がどのような意味を持つのかということだ。" icio.us/fxf3g5

"事情は変わらない。実態と言説の乖離を自覚した上で煽りに乗っかるか、実態に合わせて堅実に行動するか。それは選択しだいだけれど、そのことで自分以外の誰かも未来へと連れて行く以上、自分が乗っかった選択には責任を持つべきだと思う。" icio.us/fxf3g5

"ありふれた手法は、設計次第でなんとでも答えが出せるというだけでなく、マーケティングとして「使える」ものにするという意味でも、差異化が進む現代においては役立たずになる。なぜなら、最小の消費クラスターは常に「個人」になるからだ。" icio.us/1zwtap

"当然だし、そこで求められるものも、抽象化された数理モデルの構築か、ミクロなネットワークの分析か、マクロ変数を用いた政策立案になる。要するに、相対的であるとは言え短期的に操作可能で、結果が出せる変数のみが選択されることになる。" icio.us/1zwtap

"けしからん、とかいう左派教師の言い分とはちょっと違う。「文化」や「社会意識」といった、言語依存的で、短期的に測定しにくい――というか短期的にはブレ幅が大きい――変数を元にした分析が忌避されるようになるのじゃないかということだ。" icio.us/1zwtap

"多くの先進国で、このふたつを比較することは非常に重要になりつつあるので、しばらくはその意味は揺らがないだろうけれど、それは戦後社会が大きな「曲がり角」を経験したからであって、そのことは、調査設計時には分からなかったことなのだ。" icio.us/1zwtap

"示唆している。こうした変動の可能性を「妄想」と切って捨てられるかどうかは、文字通り長期的な観察によってしか判断され得ないのだが、変数として設計されない限り、それは常に「まだ確認できない→きっと妄想だよ」という話になってしまう。" icio.us/1zwtap

"進まないことが多い。しかしそうした事情を差し引いても、いまの日本での情報通信環境を前提とした社会意識論は、一部のチームの研究を除けばドメスティックな視点に偏っていて、一般レベルでも、最先端の動向の比較くらいしか出てこない。" icio.us/1zwtap

"構築のために用いられる指標になるからだ。反システム運動ですら「オルター・グローバリゼーション」と言わなければならない現状では、監視と脱システムを両立するのは非常に困難であり、だからこそ「意義のある設計」にしか予算は下りない。" icio.us/1zwtap

"「オールA狙い」とか「一度も講義に出ずに単位を取る」みたいなチャレンジを企てているのでない限り、そんな情報は成績にたいして影響しない。なにより、いまの大学では、不出来な学生に単位を出さないというのがどんどん難しくなってきている。" icio.us/dwgfl4

"自分だけがそういう楽しい生活から疎外されているような気持ちでいるのかもしれない。でもそんな奴らも、「うちは表面上みんなと仲良くしてるけど、本当に心を開ける人なんかいない」なんて中学生みたいなことで本気で悩んでたりする。" icio.us/dwgfl4

"持っている価値に応じて、自然と生まれるものだ。才能のある人には変人が多いけど、それは変人でも許されるくらい才能があるってことでしかない。友達を作るより、友達のできる自分でいるために、何ができるかを考えるほうがよっぽどましだ。" icio.us/dwgfl4

"聞かされると、素直な子ほど「ちゃんと有意義な大学生活を送らなきゃ」とか「親に感謝」とか言い始める。見上げた姿勢だけど、それだけじゃ意味がない。というのも、いまの君たちには、その自由時間の値段に見合う成果を上げる能力がないからだ。" icio.us/dwgfl4

"買うと何十万円もするものがいくつもある。そのすべてが使える必要はないけれど、使えるとお得なものがたくさんある。ヒマでヒマでしょうがないなら、パソコンの参考書を買ってきたり借りてきたりして、ひとつふたつソフトの使い方を練習しよう。" icio.us/dwgfl4

"蔵書の中からできる限り古いものを選んで読むことをおすすめする。それはきっと、マーケットプレイスにも、ネットにも出てこない情報だからだ。人が知らない(知り得ない)ことを知っているということは、それだけで大きな財産なのだ。" icio.us/dwgfl4

"言葉の意味を誤解している。自己責任というと、失敗しても誰も助けてくれないという風に思われているけれど、誰にも助けられずに生きていける人などいない。だから人は組織を作って、互いに助け合ったり、責任を分散できるようにしているわけだ。" icio.us/dwgfl4

"うちはいい大学だぞってことを示したいから、優秀な学生をアピールしようと必死になるけど、真面目に勉強した学生が社会で成果を上げるには何十年もかかる場合が多いから、スポーツ選手やタレントを集めて、短期的に目立とうとすることになる。" icio.us/dwgfl4

"利用せずにいるのはもったいないって話だ。大人たちは、これだけカネと手間暇をかけても、君たちがどうせ「大学生活」を使い切れないなんてことは分かっている。だからこそ、使い切れないくらいの無駄を用意しておくことだけが、大学の価値なのだ" icio.us/dwgfl4

"価値観や経済の枠組みの評価から外れているから、そう呼ばれているに過ぎないという、そういう存在として描かれているわけだ。その世代間不平等を解消するために「間引き」を容認すれば、当然だが生き残るのは、若い世代ではなく、優秀な人材だ。" icio.us/mnbwtb

"そうした若い世代をたしなめたり、学術的な知見から批判したりする記述が目についた。個別にはそれは正しいのだろうが、僕はそこに、ある種の編集意図を読み取れる気がする。ごく簡単に言えば「社会批評、ちゃんとやろうぜ」という。" icio.us/mnbwtb

"おべんちゃらを使える奴だけが生き残る、いびつな日本社会の構図の反復しか招かない。最低でも、公的予算で行われた調査はすべてマイクロデータまで公開することを義務づけない限り、東大の偉い先生の弟子筋だけが得をする状況は変えられない" icio.us/mnbwtb

"損をした人間しかいない、そういう話だ。だが現実には、その損得は相対的、あるいは確率論的なものでしかなく、同じ世代の中でも「断層」が生じている。そして、世代間対立に託された避難の矛先は、むしろその断層に向けられていることが多いのだ" icio.us/mnbwtb

"より簡単な言い方をすれば、BもB’も、「真面目な人が報われない」ことに苛立ちを覚えているが、その「真面目な人」の内容が変わっているのだ――「黙々と言われたとおりに働く善良な人」から「競争でうまく立ち回れない不器用な人」へ。" icio.us/mnbwtb

"その周辺人脈だけでなく、それはいろんなところで芽を出し始めている。「ちゃんとしようよ」というかけ声が、こうした協同作業を阻害し、「健全」な「既得権獲得競争」を推進する帰結を招くとすれば、それはとても残念なことだと思う。" icio.us/mnbwtb

"「ちゃんとする」人と「売れる」の人との間に、互いをインチキだとかセンスがないとか批判するのではなく、補完的な関係を築くことであるはずだ。制度を変えられる人より、その関係を築くことができる人を、僕は自分の世代のリーダーだと認めたい" icio.us/mnbwtb

"流行歌の歌詞にまで登場し、誰も意識しないうちに、僕たちの関係性のモードを表現するスタンダードな言葉になってしまった。その意味で、「00年代は繋がりの時代だった」と言う人もいるだろう。が、僕の考えでは、それはまったくの間違いだ。" icio.us/uzkykk

"しかし、そこで人はこういう疑問を抱くべきではないのか。そんなにしじゅう繋がっていたいなら、一緒に住んで、24時間ともに過ごせばいいじゃないか、と。なのになぜ、わざわざ電話でなければ繋がれないような関係にとどまっているのか?" icio.us/uzkykk

"「繋がれて、嬉しい」という「結果」を導くために、あらかじめ「断絶」を滑り込ませたものなのだ。そしてその「断絶」は所与のものとされ、「解決」のためには「繋がり」を可能にする手段(たとえばメディア)を持たなければならない、とされた" icio.us/uzkykk

"どうでもいい知り合いとの関係に、なにか傷が付いたような感じがしてしまうように、それは「繋がり」の可能性を与えられたことで「欠落」として意識されてしまう。なぜか。僕たちが無意識のうちに、あらかじめ「分断」を持ち込んだからだ。" icio.us/uzkykk

"携帯所持禁止条例のようなケースだってある。でもこれ、僕にはあまり意味のない主張に思える。「何かが欠落した不完全な関係性を、現状を変えることで完全な関係性に変換しなければならない」という論理の形式は、何も変わっていないからだ。" icio.us/uzkykk

"おばあちゃんの頃にはあったとか、それは歴史的な事実かもしれない。けれどそれを経験していない今の10代が「あの頃の懐かしい関係を取り戻そう」とか言い出したらそりゃダウトだろう。「ほんとうらしさ」はいつもそうやって捏造される" icio.us/uzkykk

"自問自答しちゃってる「空気の読めない」奴らだ。たいてい僕らは(たぶん僕だって)そういう空気の読めない人を無言で排除しながら、彼を除いた集団の総体を「全体」と捉え、「みんなで準備盛り上がれてよかったね!」とか言ったりする。" icio.us/uzkykk

"あたかも「全体性」が回復したかのように錯覚させる空間が、「よい」とされるようになるだろう。けれどもその評価に乗っていけない、いきたくないというのなら、僕は、ある定められた空間の中に「空気の読めない空間」を作るということが必要" icio.us/uzkykk

"悩むのなら、建築家は建築家しか悩めないことで悩むべきだし、そのために、既に他の誰かが考えていることなら、それは他人の褌で相撲をとりまくればいいのだと思う。何を考えたかの前に、誰の褌を巻いたか、結局はそれが問われるのじゃないか。" icio.us/uzkykk

"「アートとして論じる」人は、この社会にはアートなるものの占めるべき固有の居場所が初めから用意されていると安易に思っているらしい。そもそも"アート"が実在すると素朴に信じられている。でもそれ、キミとそのお仲間の頭の中にしかないから" icio.us/gkrafk

"ジハードと名指す行為が先立ってあるからだ。ジハードと名付けられなければただのテロである。彼らが狂信と見えるのは、別に彼らが何かを強く信仰しているからではない。そこに自己の価値なり内面なりを相対化し、批判的に見る視点がないからだ。" icio.us/gkrafk

"アマチュアから始めて劇団に入り、その中でプロになる人もいるという、言わば裾野の非常に広いジャンルだ。やろうと思えば身一つで始められ、大概グループワークだから他人との関わりが深くなる(私の印象では演劇人が一番議論好きが多い)。" icio.us/2dfdyu

"再現技術(のみ)に存在意義を見いだすことはできなくなったし、モダン以降のアートの至上命題はアートという概念を書き換えることだったからだ。今では実質「アートと名指されるものがアート」というような底の抜けた状態になっている。" icio.us/2dfdyu

"オーケストラと合唱団が、いつどこで何回演奏しても良いわけだ。それを聴いて楽しむ人々がいる限り。しかし美術にこういうことはない。ダ・ヴィンチモナリザが素晴らしいからと言って、それを模写して発表しても誰も作品とは認めないだろう" icio.us/2dfdyu

"「もっと有名な曲をやれ」(とか、有名な人を呼べ)といった注文があって集客のためにそっちに流れていきがちだが、そういう迎合的なやり方をせずに地道にアプローチしていった結果、この数年でだんだんとお客さんが育ってきているということ" icio.us/2dfdyu

"サッカーを見ている身には、この意識は何となくわかる。当時の日本にとって韓国は不倶戴天の敵であり、世界は"韓国の向こう"としか意識されない中世的な世界観しか持てなかった。この世界観を、三浦カズくらいの世代までは引きずっている。" icio.us/liufee

"苦戦しても、「世界」という抽象的な概念に逃げ込む。「将来」とか「世界」とか「日本らしいサッカー」とかが、体のいい言い訳として機能している。将来へのステップとして現在が解釈され、目の前の敗北を合理化する理屈として機能しているのだ。" icio.us/liufee

"殴り返さずにはいられないような衝動、内面において合理化できない、筋肉組織に訴えかけるしか解消しようのない心理状況、彼にとって韓国との歴史はそのようなものとしてあり、たぶん彼はそれこそが"強いメンタル"の根源であると考えている。" icio.us/liufee

"弱く無力であることが、観念において、つまりより高次の次元(メタ)において反転する。精神の肉体に対する優位はギリシャ時代から言われているが、まさに現実において無力であることが、精神においての強者であることの証しとして語られる。" icio.us/jwfjve

"持たず、そうであるが故に形而上的な真理をもっとも自称しやすいのは多分"科学"。つかもっと広く論理とか論理的とかってやつだろう。論理こそが何らかの真理なり真実なりを語り得るって意見は、現在もっともカジュアルな信仰告白といえる。" icio.us/jwfjve

"個人的に本当に問題だと思うのは、このように感じる人が相応にいて、にもかかわらず公権力が口を出してくるまで市民/市場のレベルでこれを回避出来なかったという現実だ。端的に言えば、業界・関係者は何をしていたのだ? ということだ。" icio.us/xo0xk1

"もう誰も説得できないだろう。表現の自由を言う反対者は忘れてしまっているのかもしれないが、相手も十分にこの社会における権利や自由について理解しているだろうからだ。その上での抗議なり批判なりであると想定するのがもはや当然だ。" icio.us/xo0xk1

"ファナティックと見られるのがオチだ。この社会は(単純な反対者が思う以上に)民主的で、双方の利害を当事者同士の話し合いで調整しなければならない。相手の言い分を聞けないのは致命的だ。話ができないと見られると、次は司法か行政が出てくる" icio.us/xo0xk1

"代替策が無いからだと思っている。今回の件にしても、本当は国なり自治体なりが口を挟んでくることではない。ただこれが、規制したい人たちが法規制より他に手が無いと感じた結果だとしたら、そう感じさせた原因について考えたほうがいい。" icio.us/xo0xk1

"(一部の勢力に利用されてるにせよ)一定の市民感情が反映していると読むべきだし、多分それを踏みにじれるほど個人の自由は万能ではない。民主主義も自由も権利も、半世紀前のように輝いてはいない。それは我々が成熟したということでもある。" icio.us/xo0xk1

"外的な強制力があれば可能だったろう。だがサークルに表現の自由があり、彼らは確かに何も悪いことはしていない。何もしていない。姉妹の健全な育成に悪影響があったとは、いかなる合理的観点からも言えない。つまりこれは避けられなかったのか?" icio.us/xo0xk1

"成長はもういいよと言う時、今のままで十分幸せだからというわけではない。成長を止めて何かもっとよい世の中が来るなんていうビジョンが信じられているわけでもない。なにしろ言うに事欠いて「途上国になろう」だ。ただ"それ"がイヤなのだ。" icio.us/icgjj0

"社会的な問題として考えられるべきなのかも知れない。だって、働けちゃう老人が増えてくるのだ。そんな彼らが日がな一日することも無くボーっとしてるのは、社会的損失という以前に、一人ひとりが人間として耐えられないのではないかと思う。" icio.us/l20hyp

"身内との関係の希薄化はこの後も進むだろう。なら、おのおのが友達でも作って何かすればいい、地域に知り合いがいないのは自分の責任だという言い方は(この種の考え方の常として)何も解決しないし、むしろ悪化させるだけだ。" icio.us/l20hyp

"よるものかもしれないが(一生懸命働いたんだから後はラクして、みたいな)、いまや"余生"が長すぎ、それはおそらく近親者との縁も希薄な大して幸福でない孤独なものだ。そしてそのような余生を過ごすだろう人の絶対数が大きくなりすぎている。" icio.us/l20hyp

"フリーライダーであると非難することは当たらない。誰もこれを免れることが出来ないからだ。普遍という意味である。あるいは個人の自由が及ばない場所といってもいい。他者が自分をどう見、どう扱うかは結局自分にはどうしようもないからだ。" icio.us/sxkea4

"情報強者な国士様たちは多分そんなことは百も承知で、承知した上で「日本の伝統」とか言っていると思う。サヨはそういう歴史的な事実を指摘することでネトウヨをギャフンといわせたい(あわよくば啓蒙したい)のだろうが、多分徒労である。" icio.us/xlscvr

"同時に必然的に起こるはずだが、権利の侵害は主観的にしか存在せず、相互の関係により構造的に起こることとはされない。つまり加害者はいなくても主観的な被害者はいるという構図で、遠まわしに植民地支配の正当化に使われたりする。" icio.us/xlscvr

"個人の「内心の自由」の範疇にある。歴史的経緯は関係ない。だからインテリジェント・デザインなんかも入り込む。非科学/科学の問題ではなく個人の自由の問題なのだ。要は私がセカイの中心で日本を(あるいは私を)叫んでいるに過ぎない。" icio.us/xlscvr

"(他者の)生存権を否認している。生存権を自分の問題として考えなくてすむような環境にいるということか、あとは多分外部との連絡/コミュニケーションを断ったことが原因で、日本の文化結合症候群などといわれるものを思わないでもない。" icio.us/xlscvr

"出来ない。それは普遍的価値=個人の内心の自由の侵害である。彼らが生存権一般を忌避するのは、生存権が国家に対する請求権であるからで、今や国家と限りなく同一である彼らに対する請求とはつまり、彼らの内心の自由の侵害だからだ。" icio.us/xlscvr

"手術すると血液がドバドバ流れて、そこで血液が大量に無いと人間は死んでしまうんだみたいな表象(イメージ)が手近にあるのと無いのでは、例えば献血カー見る目が違ってくると思う。いまどきの若者はボランタリーの意識は低く無いと思うし。" icio.us/mtci15

"必要と思うが、でもメディアや我々がそういった生理的なイメージを嫌うようになってしまってる。それは採血する側もわかってるんだろう、献血の場を小奇麗にして血/生理的身体を極力感じさせないような方向にもっていくしか無いんだって。" icio.us/mtci15

"提供者にとって実際の血を必要としている状況とは直接関係なかっただろうし、そういった意味では上の世代の献血数がさほど減らないのは、彼らを献血へと駆り立てたイメージは失われたが、習慣化してしまえば継続するんだってことかもしれないし。" icio.us/mtci15